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チャンスは、「チャンスです」という顔をしてやってこない。

世の中ではよく、「チャンスを掴め」と言われます。

でも、僕がこれまで多くの起業家のコンサルティングを行い、自分自身でも会社を経営してきた中で実感しているのは、「チャンスは、チャンスの顔をしてやってこない」ということです。
チャンスというのは、もっと泥臭くて、一見すると「最悪のピンチ」の仮面を被って、僕たちの目の前に現れます。

僕の人生における最大のチャンスは、16歳の時にやってきました。
それは、「家に3億円の借金ができたこと」でした。
父親が保証人のハンコを押してしまったことで、ある日突然、僕たちの家庭の平穏は崩れ去りました。当時高校生だった僕は、激しい絶望の中にいました。
「なぜ、僕の人生だけこんな目に遭わなければならないのか」
未来が真っ暗に閉ざされたように感じましたが、待っていても状況は変わりません。僕は「自分で稼いで生き抜くしかない」と腹を括り、18歳で起業しました。

そこから始まったのは、1日100件以上の飛び込み営業を繰り返す、過酷な日々でした。
当然、最初は全く売れません。断られ続け、心が折れそうになる中で、僕はただがむしゃらに動くのをやめました。生き残るために必死に頭を使い、あるひとつのアプローチにたどり着いたのです。
それが、「営業の『型(再現性のあるステップ)』を作り、それを大量にこなし、さらに別のメンバーや事業へ『横展開』していく」というフレームでした。
売れるためのトークや行動を徹底的に仕組み化(型化)し、圧倒的な行動量で検証し、それをスピーディーに横へ広げていく。

この時、極限状態の中で身につけた「型・大量行動・横展開」というビジネスのフレームこそが、のちに僕が26歳で年商27億を達成する強固な土台となりました。
もし、16歳の時に家に3億円の借金ができるという、最悪のピンチがなければ、僕は起業することも、この一生モノの「ビジネスの武器」を手に入れることもありませんでした。
あの絶望は、僕に「ビジネスの最強のフレーム」を授けてくれるための、変装したチャンスだったのです。

チャンスは、綺麗なラッピングに包まれては届きません。
予期せぬトラブルや困難に直面したとき、「なぜこんなことが起きるのか」と嘆く代わりに、「これはどんなチャンスの変装だろう?」「ここからどんな型(武器)を作れるだろう?」と問いかけてみる。

そのあり方こそが、ピンチを本物のチャンスに変えるのだと僕は信じています。

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